新川中原コミュニティ・センターとは

●新川中原住民協議会の発足と組織

__当住民協議会は、昭和56年11月、市のコミュニテイセンター建設構想により発足した。

  組織としては、役員会のほか総務・広報・文化・体育・厚生・環境・防災防犯の7部会が設けられ、また特別委員会を設置するなど幅広いコミュニティ活動を展開してきている。

 さらに、平成7年度から、コミュニティ活動への「協力委員制度」を設け、活動内容の充実に努めている。

 

●「住協活動」と「まちづくりプラン」

* 住協の活動として、広報紙の発行、教養講座、生活趣味実技教室、鑑賞会、スポーツ教室、スポーツ大会、福祉や子ども関連事業、環境問題(ごみ問題等)への取り組み、防災防犯事業、町会自治会との懇談会の実施、小学校庭開放への協力のほかコミュニティ祭り、水上カーニバル、盆踊り、運動会、ふろしき市、関係機関との連帯事業等多彩な取り組みを行っている。

 

* コミュニティセンターを拠点とした自主グループの育成にも力を入れ、現在110余りのグループが活動している。

 

* 住区内の町会自治会、消防団OB、日赤奉仕団、女性防災リーダー等の諸団体と協働して『新川中原地区災害対策連合会』 を組織し、行政等関係機関と連携しながら自主防災活動に組織的かつ積極的な取り組みを行っている。

 

* 行政との協働作業として、コミュニティカルテの作成に取組み、生活環境診断を実施し、問題点の改善を提案している。 特に、平成元年度“まちづくりプラン”として『仙川流域の親水公園化と湧水の復活について』市に提案した。これは水が枯渇しかけ、コンクリート護岸になっている仙川の水辺環境を整備するとともに、それに連なる公園や文化施設、さらに一般住宅に至るまとまりのある住みよいまちづくりへの提案である。

 こうした状況を受けて、三鷹市は「仙川環境整備事業」に積極的に取り組み、湧水の保全事業の一環として、丸池付近の仙川の湧水を活用して1.650m上流に一日3.000tのポンプアップを開始した。

 また、東京都も、三鷹市や住民の意向に沿って、平成2年度「いこいの水辺事業」に取り組み、遊歩道、河床、護岸等の環境整備を行い改善が図られてきている。さらには雨水の浸透対策についても、市と協調して積極的に推進している。

 

* 住民の提案から始まった親水公園プランは、三鷹市の支援を得て市民参加のワークショップ方式により具体化され、埋め立てられた丸池が平成12年、29年ぶりに復活した。

 丸池の里の公園化は、さ らに第2次(平成12年)、第3次(平成17年)のワークショップの提案を踏まえて拡充され、第1次以来のワークショップ参加者は延べ2,000人を超える。

 このワークショップの運営主体となった運営委員会は、平成12年に丸池の里わくわく村となり、小中学校、 住民協議会、町会自治会等と提携しつつ、丸池の里の維持管理、イベント実施など、公園を核とするコミュニティ活動を展開している 。

 

 

2016年11月27日